TECHNICAL GLOSSARY測量用語辞典
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専門用語を解りやすくご紹介します。
ラ行
ら
LIDER(らいだー)
LIght Detection And Rangingの略で、航空機に搭載し、レーザーを連続的に発射し、その反射点の三次元位置を高密度にしかも安価に測定するシステムである。 発射するレーザーは光波長であるので、測定するものは樹木等の地物の表層面の値となり、DSMのデータとなる。DEMにするには地物等を自動的に取り除くフィルタリングの処理が重要となっている。
ラスターデータ(らすたーでーたー)
地図データやGISデーターについて使う場合、ベクターデータに対応した言葉で、2次元での任意の点のデータの色や輝度のデータのみを表すデータで、隣接のデータとの関係は持たないデータをいう。イメージデータともいう。一般に作成は簡単であるが、データ量は多くなり、簡単な解析しかできない。
ランドサット(らんどさっと)
1972年からアメリカで連続的に打ち上げられている地球観測衛星で、可視光だけでなく、近赤外線の観測もでき、地球上の植生分布などの調査に利用されている。
り
リアルタイムキネマティックGPS(りあるたいむきねまてぃっくじーぴーえす)
既知点からの補正観測情報を携帯電話や無線を利用して移動局に送信し、移動局の位置をリアルタイムで測定する方法をいう。精度は数cm程度で精密なGPS衛星の軌道データを後日入手して補正する方法に比べ若干劣るが、リアルタイムの価値は高い。同じリアルタイム計測であるディファレンシャルGPSに比べて精度は良い。
陸地測量部(りくちそくりょうぶ)
1888年旧陸軍参謀本部に設置された測量部門で、わが国の基準点測量や地図作成を行なってきた機関である。現在の国土交通省国土地理院の前身である。
リモートセンシング(りもーとせんしんぐ)
直訳すると遠隔探査となり、直接接触しないで対象物の情報を収集・測定し、解析する技術をいう。測量関係では、一般にランドサット等人工衛星を使った地球観測を言うことが多く、太陽の反射光を使った解析だけでなく、マイクロ波などの能動的な電磁波を利用する場合も含んでいる。
れ
レーザー測距儀(れーざーそっきょぎ)
光波測距儀のうち光源にレーザーを使って特に長距離の測定を目的とした測距儀をいう。
レーザープロファイラー(れーざーぷろふぁいらー)
レーザー光を使って複雑な対象物を高速でスキャンし、高精度で3次元的な計測をする機器をいう。航空機搭載による空中からの探査の機器と、地上に設置して探査するものの2種類ある。地上型レーザー計測では、計測現場に近づけない遠方や危険な場所、触れる事のできないもの等の計測にも適している。弊社でも遺構、道路の裏側などの計測を行っている。
レベル(れべる)
水準儀のことで、標尺と対で2点の高さの比高を精密に測定する機器である。なおトランシットとは異なり角度は測定できない構造となっている。